雨の日の昇降口

「おはようございます。」のあいさつとともに、漕代小学校の朝の昇降口は、子どもたちでにぎわいます。その子どもたちの心遣いには感心することがあります。雨の朝、子どもたちは登校すると、まず、昇降口の前で傘をパタパタ2・3度開け閉めを繰り返し水を切ります。次に傘の先端をコンクリートに軽くトントンとし、更に水を切ります。次に入口の所に敷いてある人工マットのところで、長靴や運動靴の底についている土をこすり落としてから入ります。最後に傘が開かないように紐を結び、学年の傘立てに入れて都箱へと向かいます。このような心遣いにより、雨の日の昇降口は、床が大きく水浸しになることはなく、砂や土がたくさん運ばれることなく安全と清潔が保たれます。このような心遣いは、特に指導しているわけではありません。上級生の姿が下級生に学び引き継がれているように思います。雨は降っていますが、今日も気持ちのよい朝を迎えることができました。

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